00.エッセイ 左手の写真家 佐藤 ケイジュ 書き下ろし

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写真家 佐藤 ケイジュの「脳卒中闘病記」

0序章の序

それまで、私にとって脳卒中など、全くの他人事でした。

2013年7月のある深夜、私は事務所で倒れました。63歳の誕生日直前のことです。

それまでの私は「脳卒中」と「脳梗塞」の違いも分からないし、脳卒中が日本人の死亡原因ナンバーワンに長い事ランキングされていたという事にも大した関心を持ってはいませんでした。

そんな私が脳卒中の患者になってしまうとは、なんたる皮肉であろうかと思ってしまいます。

しかも、脳卒中の重症患者として、倒れてから丸2年を過ぎた今でも後遺症と戦っているのです。

年間を通して患者総数は150万人、毎年50万人もの人たちがこの病に倒れているといいます。

100万人を超えたら政令都市になれるし、50万人いたら十分大きな市が成立する、それほどの多くの人たちがこの病気と闘っているというわけですね。

症状の軽い人もいれば、重い人もいる。それは、脳を取り巻く血管の何処にどのくらいのダメージを受けるかで、病後の復帰レベルが変わってくるそうで、感染症だったら大体のシナリオは決まっているけれど、この病気は予兆らしい事もなく突然始まり、病気の程度は血管の壊れ具合にかかってくるのだそうです。

脳梗塞になった人の話を伺うと、発症時には焼火ばしを頭に押し込まれるような痛みに襲われるとの事。ただ、対応が早ければ薬で処置ができるので軽くて済むこともあるようですが、私がなった脳出血の場合は脳内の出血を伴うので、程度の差があっても脳のダメージは避けられないわけです。

ところで脳卒中とは年配者の病気だと思ってはいませんか?また、 一度なったら免疫ができるものなのでしょうか?

脳卒中は、感染症では無いので免疫はできません。私が入院していた“入院仲間”に、「5回目の入院なんです」と言っていた女性が居ました。この方は軽い方の脳出血なのですが、“5回目”というのには驚きます。血管を強化する食べ物なんて無いものでしょうか・・・要は、はしかの様に“1回きり”の病気では無いので、予後も再発防止の努力が必要な病気であると言えるのではないでしょうか。

年齢との関係については、これも“それなりの年”と言うものが有りません。確かに年かさが増せば発症する度合いは増すのですが、私の“入院仲間”には現役の高校生がいました。年相応の普通の高校生で、年齢がいってからの学生というわけでは無いのです。同級生が宿題を届けによく来ていましたね。女子高生ですがこの入院していた生徒の他に、通院でリハビリに参加をしていた高校生もいましたので高齢者の病気とはいえないようです。

病気になる前に予防はできないのかと思いますよね。

病気になってしまった反省から言えば、定期健診を受けておけば絶対に罹らないとは言えないかもしれませんが、やはり、やったほうがいいと思います。

私は健康には自信があったし、自営業で1人頑張っていて日々の忙しさに紛れて健診を受けたことがありませんでした。過労や無茶な仕事ぶりは避けたほうが良いとは思いますが、現実にはそうは行かないものなんですよね。。。

せめて定期的に休みはとったほうが良いかな・・・と経験上アドバイスしたいです。

当時の私を振り返るとずいぶん無茶をしていたと思います。元気な時には仕事に打ちこむ時間を与えてもらい充実していました。夢中でした。その事に後悔はないけれども、やはり、意識して自分の体を労わる時間をぜひ取って欲しいと思います。

つづく

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コメント

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