篠笛に出逢って迎えた2017年
2016年秋のある日、名取川のほとりに降りてその景色を楽しんでいました。
水が透き通って美しく、静かな川の流れを眺めていると心が落ち着く感じがしました。
川に手を入れると冷たくて気持ちがいい。
すくった水を放るとかわいらしい水玉ができます。
水玉は、妙微に形を変えながら仲間たちと元気に川に戻って行きました。
そんな事をしていると、ふと、私の心にあこや姫のお話が浮かんできました。
名取川の橋になるために、あこや姫と別れなければならなかった松の精。
あのお話の松の精の橋は、名取川のどこにかかったのかしら。。。
琴の上手なあこや姫のもとへ、その音色にあわせるように笛を吹きながら現れ、逢瀬を重ね、心を通わせた二人。
別れをささやき合ったという笹谷峠を通って、私もここへやって来た。
秋保には、女性の笛師さんが居るという。
なんだかものすごく笛を吹いてみたくなって、そのまま、その笛師の音吉さんに連絡をして会いに行ったのでした。
その後まもなく篠笛を手に入れることができて、習い始めたらとっても楽しくて、そして、そこからたくさんの学びがあることを感じながらこの新しい年を迎えることができました。
仕事も笛も精進していきたいと思います。
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