30年もの
プラスチックというのは、時間の経過でポロポロになるんですね。
先日、洗濯物を干していたら、おもしろいように洗濯バサミがポキポキ折れるんです。
よくもまぁこんなに使い込んだものだと呆れながらも、使い切ったという満足を感じながら、感謝の心が湧いてくる感覚がありました。
最初に、本体を吊り下げているプラスチックのチェーンが壊れたので、紐に替えました。
洗濯バサミをぶら下げている部品が壊れたら、それも紐で取り付けました。
洗濯バサミもつまむと折れたら、新しい洗濯バサミと替えました。
そうして、30年余り付き合ってきた物干しです。
これは、息子が生まれる前から使っていたものだと思いながら、なんとなく昔の事を思い出してしまいました。
子どもたちの父親と暮らし始めた時、一緒にホームセンターへ行って買い物をしたときはとっても幸せだったこと。
帰る時間を気にしなくても良くなった事がその理由の一番目ですね。
その後いろいろあって彼とは別れてしまいますが、2人の子どもを授かって、子どもたちは自由に父親と連絡をとり、父親として関わってくれております。
きょうは、娘の誕生日。
息子も娘も自分の進みたい道が見つかり、そこに向かって進んで行けるのも父親の力があってこそです。
しかし、そのように交渉できる子どもたちに育てたのは私ですけどね!
いいえ、たくさんの方々のお世話になって、育てていただきました。子どもたちも、私も。
感謝を込めながら紐を一本一本外し、30年付き合ってくれた洗濯物干しとお別れしました。
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