写真との出会いに感謝

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私は大好きな事を仕事にしたいと思いました。だから、着物を仕事にしようと思った時に、今は着物を着る人が少ないから、まずは着物ファンを増やす事が必要だと考えたんです。2003年に初めて参加した女性創業塾のでの決心です。

着物の魅力をアピールするにはと、あれこれ考えて、着物のファッションショーをやろう!と思いました。
2005年4月、一番最初に山形駅の西ビル「霞城セントラルの1階アトリウム」で、誰でも通りかかったら目に入ると場所という目的もあり、そこを会場にファッションショーを企画したのです。
着物を着たら写真に撮りたいということで、以前、ふらっと寄った芸文美術館での花の写真がとっても素敵だった、あの写真家の方に連絡をしてみようと思ったのです。
その写真展では、ご本人には会っていないので、どんな方なのかもわかりません。覚えていた名前だけを頼りに連絡先を探して会っていただいたのが、飛塚英寿先生でした。
山形県で写真をやっている人なら知らない人はいない、写真の第一人者の先生です。
ところが当時の私はそんな事は何も知らずに、「あの、花の写真がとっても素敵だった。」(だから、きっと着物姿も綺麗に撮ってくれるんじゃないかな。)ということで、連絡をしてしまったのです。
無謀にも、そのように飛塚先生に連絡をして、そして、何ということか、飛塚先生は快く会ってくださいました。

自分の状況、伺った目的を話しました。大変親身に聴いてくださって、心配もしてくださり、応援していただきました。
最初の着物ファッションショーにおいでくださって写真を撮って下さいました。
その後、私は、女性が持っている着物達のストーリーを聞き取りして記録したいという気持ちがあって、その事を相談したときに、飛塚先生のお知り合いのカメラマンを紹介してく下さいました。

その人が、当時米沢にいらした普後邦夫氏です。彼には、この後大変お世話になることになります。
最初の米沢での着物の撮影に関して、細々とした準備や手配を全て行ってくださいました。
さらに、着物と写真のコラボレーションの企画なども様々考えて下さったり、飛塚先生からの紹介ということもあったとは思いますが、本当によくしていただきました。
彼とすすめていた「浅草のほおずき市に浴衣がけで行こう」という企画があったのです。ところが、急に普後さんの海外出張が決まったということで、写真組の方達が来られなくなるという状況に直面しました。

何とか実現させたい私は、いろいろ考えを巡らせた結果、せっかく東京へいくならば、東京で、私が昔着物に憧れてながめていた着物雑誌をつくるのに関わっているような方から、「綺麗な写真の撮られ方レクチャー」を受けたりすることはできないだろうかと思いました。

そんな発想から、あるスタイリストの女性を通して出会ったのが、写真家、佐藤ケイジュ氏です。
さらに、ケイジュ先生つながりで、「女性だけの写真教室」などを主宰していらっしゃる佐藤仁重先生とお教室の女性カメラマンの皆さん、土屋勝義先生のお力添えをいただき、「ほおずき市」と「きものde銀座」の散歩にも参加して、2日間にわたるとても豪華な企画になったという事がありました。2006年夏のことです。

この後、普後氏はベトナムに住むことになり、普後さんのお世話で、当時小学生だった娘と私は1ヶ月間、ベトナムはハノイに滞在させていただくことが出来ました。(2006年年末から2007年にかけて)
普後さんの人脈からベトナムではたくさんの方に紹介とご協力をいただいて、2007年1月、ハノイで着物とアオザイの「衣文化交流ファッションショー」を開催することができました。
共同通信の記者の方も会場に取材に来てくださって、日本にもこのことが伝えられました。
このことがきっかけで、この年(2007年)夏のホイアン祭りに招いていただき「着物ファッションショー」を担当させていただく事になったのですが、 この時も普後さんはじめ、本当に多く方に助けていただくことが出来ました。

2006年のクリスマス前、初めてベトナムに行くにあたっては、ケイジュ先生がLUMIXの一眼レフのカメラを私に持たせてくれて、 ベトナムでの出来事、それから、これからの「きものアトリエのあ」の活動を記録するようアドバイスを下さいました。
この様にして、多くの素晴らしい写真家の方たちとの出会いを与えられ、写真の事を少しずつ学び始める環境ができて来ました。

1人の一流の人とつながると、その先の人達も一流であるという事を知りました。
それから、写真というのは生きることに通じる哲学があるのだということを感じるようになりました。
写真家の先生方と出会い、写真の世界を少し垣間見たら、様々な気づきを与えられたこと。
そして、何も知らない私を大きな心で包んでくださったことに心から感謝しています。

200709yukari (←普後氏が撮ってくれた写真)

fuyu

hoian(←ベトナムでの1枚)

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