着物は苦しいですか?

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一般に着物は、「きつい」「動きにくい」「活動的でない」「からだを締め付けつけられる」などと言われ、成人式や結婚式などで着物を着せてもらった時に締め付けられて、もう二度と着物は嫌だと思ったという方も少なくないと聞きます。

でも、からだがゆるんでくると、なんとなく着物が着たくなるそうです。
からだがゆるんでセンターが意識できるからだが出来上がってくると、着物のほうが、からだになじんでくるのだそうです。

私は着物が好きだから着ているだけで、この辺はわからないのですが、少なくとも、着物を着ていて苦しくはないし、帯の心地よい締め加減があるという事はわかります。

洋服はからだの曲線を意識して縫製されているので、既製服を着ると、「からだを洋服にあわせている」という感覚になりますが、着物は直線の布をからだにあわせて巻いていくという着方になるので、からだが整っていればいるほど、楽に美しく着ることができるということのようです。

では、からだがゆるむとはどういう事なのでしょうか。

人間は日常の動作の中で、いつの間にか、からだに力を込めてしまいがちです。ストレスを受けたときも同じことが言え、とにかくからだに余計な力を込めた状態が続くと、血液・体液の循環が悪くなるばかりか、そのうち全身が固まってしまい、本当の病気になってしまう。

内臓が凝っている状態、と言われてもちょっと意識はしづらいですが、心臓というのは”心筋”という筋肉、子宮をはじめとする臓器は”平滑筋”(へいかつきん)という筋肉で形づくられているので、運動機能の衰え、姿勢の悪化、さまざまなストレスなどによって、これらの筋肉も疲れてしまったり、緊張を強いられた結果、場所によっては正反対のだらしないたるみが発生してしまうのだとか。

現代の女性はからだの重要な部分においてゆるんでいなければいけないところと、締まっていなければいけないところが逆になっている。

・・・なるほど。そういうことなんですね。これらは「女は毎月生まれかわる」という本から教えてもらったことです。

私は着物のシルエットやそれに伴う美しい動きに憧れ、特に理由なく着物がただ好きというだけだったのに、多くの人と着物の魅力を共有したいと思っていました。

そこへ、このように着物は健康美に効果の高い衣服だと教えていただけた事は、着物の魅力を伝えるのに、ものすごい根拠になると思いました。

最初に書いた、苦しい思いをされた成人式の着物、つまり若い人の着物の帯は「胸高(むなだか)」といって、高い位置に結ぶものなんです。

バスト胸の位置というのは、年齢を重ねると下がってくるでしょう?

着付けで若々しさを出すのに帯の位置が大事で帯はバストをつぶしてしまうくらいのイメージで上に結ぶんですね。ですから、年配の人の着物姿に比べると多少苦しいという事はあるのかもしれませんね。

しかも、着物に慣れていなければなおさらですね。さらに、礼装であれば普段着の着物とはまた違うのである程度着る側も気合が必要だともいえるかもしれません。

つまり、今日申し上げたいことは、この体験ですべての着物が苦しいものだと思って欲しくないということです。

それにしても、人というのは、微妙な違いがわかるものなんですよね。振袖の帯の位置が下がっていると初々しさが足りないと感じちゃうんです。

衣紋を抜きすぎたり、衿が開きすぎたりしていると、色っぽいと感じる人もいるかもしれないけどだらしないと感じたりしますでしょう?

着付けを勉強していると、着る人の体型や着る着物の種類によって、お太鼓の大きさ、衣紋の抜き、衿あわせを変えたりするということを学びます。

着物の種類、着る人の体型・着方の好みに合った仕立てが一番着るのが楽ですね。

心地よい締め加減で、自分の体に沿うように着付けていく着物というのは健康にいいという事を心に留めていただければと思います。

ゆる本 「女は毎月生まれかわる」著者 高岡英夫・三砂ちづる ビジネス社

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