なんで緑色なのに「茶」っていうの?

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「お茶って緑色なのに、なんで茶っていうんだろうねぇ。」
娘とこんな話をして、調べたことがありました。

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お茶は、鎌倉時代に栄西によって中国から伝えられ、広められた時のお茶はウーロン茶のような半発酵の中国茶だった。
つまり、最初日本で作られたお茶はまさに「茶色」だったのですね。

その後、室町時代から桃山時代にかけて生葉を粉にしてお湯に溶かして飲む抹茶が考案され、
また煎茶も生葉を生かした「青製」(あおせい)という技法で行われるもので江戸時代中期頃に完成したものだそうです。

このように生葉のままの緑茶は日本独特のものだとあります。

抹茶や煎茶の色は「利休」という色の名前があるそうです。

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〔利休茶〕
利休茶(りきゅうちゃ)とは、色あせた挽き茶のような緑がかった薄茶色のことです。
室町・桃山時代の茶人・千利休が好んだ色とされていますが、この色名が文献に現れたのが利休死後の江戸中期頃であるため、
その時代の染屋あるいは呉服屋が千利休の名を借りて流行色を作ったとも言われています。

ちなみに、江戸中期頃は、緑を帯びた色には、利休色、利休白茶、信楽利休、利休鼠、利休生壁など「利休」がつく色名が数多く生まれました。

The Rikyucha, It is a light brown color, such as green Hiki cha faded hue.
Because it is a Edo circa Rikyu after death now is,’s appeared in the literature is the color name is the color that tea masters-Rikyu Senno of Muromachi, Momoyama period favored, draper or dyeing shop of the time are a thousand it is said to also made ??a fashionable color with the help of Rikyu name. By the way, the Edo around, the color tinged with green, color names Rikyuiro, Rikyu Shiracha, Shigaraki Rikyu, Rikyunezumi, and Rikyu raw wall “Rikyu” arrive was born many.

”Rikyucha”kokaさんの「日本の伝統色」より
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中国茶も緑茶も紅茶も製法が違うだけで、すべて同じ茶の木なんですね。
ご存知でしたか?

いろいろ調べていておもしろいと思うところは江戸時代の人達は、、禁令がでれば表面上は従ったふりをして、
実は禁じられたものより、ずっと贅沢なものをつくり上げたというところ。

女性は着物の裏に紅絹をつけたり、刺繍を施したり、男性の羽裏の奇抜などおしゃれなものが多いですよね。
こういうことを「裏優り」(うらまさり)と呼んでいたそうです。

階級制度の厳しかった江戸時代、贅沢の禁じられていた庶民、服装もその対象で、素材や色にも制限がありました。
そんな時代でも、人々はお洒落をあきらめなかったんですね。

上に書いた利休の色、「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃ・ひゃくねず)」に代表される様に
地味な色の中でも変化をつけて楽しむという心意気。素敵ですね。

それに、それなら表がだめなら裏で楽しもうというしなやかさというかフレキシブルさは、日本人の魅力のひとつだと思います。

ただちょっと気になるのは、物事の本質的なところ、心の奥を正直に本音で話し合って物事を解決していくようなコミュニケーションというのは、日本の古い時代には存在していなかったのかという点です。

お上との関係がこうなら、師弟関係も親子関係までも、もしこのような構図だったとしたら、ちょっと寂しい気もいたします。

いえ、落語などを聴けば、人間味あふれる心の交流があったことが想像できるので、これは取り越し苦労ですね。きっと。

まだまだ、歪があって辛い事件もありますが、私のような者でもここに自由な書き込みができる。女性の選挙権もある。言論の自由もある。
今は一人ひとりの心を大切にできる良い時代になったことに感謝したいと思います。

茶色からこんな話の展開になるとは、私自身も想像していませんでした。。。

おもしろいですねぇ。
どうもありがとうございました。

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