ジニーちゃんレシピ「コハゼ編」~脱げちゃう足袋
「こはぜ」って、これですね。足袋を履くときに合わせ目を留める爪形の留め具。
(念のために調べてみたら、他に、金属板の屋根を葺く場合の継ぎ方を「こはぜつぎ」というそうです。足袋だけの言葉でもないのですね。)
ところが、この頃の足袋ときたら・・・
履いていたら脱げそうになったんですよ。
いつの間にかコハゼが外れていたんです。
眺めていてわかりました!
こはぜが外向きに開いちゃっているんですね。
これじゃ、足袋の合わせ目を留めるお役目は出来ないですよね。
簡単に捨てたらもったいないし、
「ジニーちゃ~ん!(※)脱げない足袋になったらいいな~。」
(※私が望みを唱えると、どこからともやってくる私のヒーローの名前。あのディズニーのランプの魔人「ジーニー」が基のイメージですけど。。。)
・・・というわけで、今回の彼に与えられた閃きは「内向きに直せばいいじゃん!!」でした。
①内側にダブっている布を縫いつまみました。
②つまんだ部分が浮いたままでは意味がないので、内側に縫い付けて固定しました。
③まだ浮いている感じなので、コハゼの一つ一つの根元を固定して、内側へ向けました。
表側はこんな感じ。
④これで、きっと大丈夫なんじゃないかな。
それ!もう片方頑張ろう~!!!(なぜ、同じ側の足袋???ー2足を直したんだっけ!!!)
足袋の底もほつれていたのでこの機会に繕って、まだ履いていますよ~。
ジニーちゃん、きょうもありがとう。
ジニーちゃん、私の次なるの望みは、
一流の職人さんが、私の足に合わせて作ってくれる履き心地のいい綺麗な足袋をいつも履ける人に、私はなりたい。
よ・ろ・し・く!ね。
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コメント
さすが、物を大事に扱ってますね、日本人はそうあるべき。
それにしても、こはぜが外向きなんて、日本製?
埼玉県行田市は木綿の産地で中山道にも近かったので、
足袋製作産業が発展しました。
My足袋作り体験ができますよ。
http://www.tabigura.net/tabihaku.html